パワーナップでココロとからだをスッキリさせよう

「パワーナップ」という言葉を知っていますか?

脳と身体の疲れを取る非常に有効な習慣なんです。

私も積極的に取り入れて、疲れを溜めずに過ごすことができています。

そんなパワーナップについて、簡単に紹介していきます。

<目次>
1.パワーナップって何?
2.どうしてパワーナップでスッキリするのか?
3.効果的にパワーナップをするコツ

1.パワーナップって何?
パワーナップ(Power‐Nap)は積極的仮眠と言う意味で、コーネル大学の社会心理学者ジェームズ・マースが提唱した短時間の昼寝のことです。

具体的には、12時から15時までに15分間から30分間程度の時間で睡眠をとることです。

パワーナップを効率的に取り入れることで、次のような効果が期待できる言われています。

・集中力の向上
・ストレスの軽減
・記憶力の向上
・作業効率の向上
・心疾患や認知症の予防

昼寝をたった30分するだけで、色々な効果があってスゴイですね。

最近は日本でもGMOインターネットグループなどが導入しています。

また海外ではNikeやGoogleなどの世界的な有名企業が、業務の効率化や集中力向上のためにシエスタ制度として活用しています。

米国オレゴンに本社のあるNikeは、社内に防音室を設けて昼寝や瞑想などへの利用を推奨しています。

検索エンジンで有名なGoogleはカリフォルニア州にある本社に「エネルギーポッド」というお昼寝装置を設置して、その利用を推奨しています。

このように世界的な大企業でも、従業員への福利厚生の一環として、お昼寝の制度を導入してその環境を整えています。

2.どうしてパワーナップでスッキリするのか?
どうしてパワーナップでココロとからだがスッキリするのか?

それは、睡眠の仕組みが関係しています。

みなさんは「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」という言葉を聞いたことがあると思います。

簡単にいうと、「ノンレム睡眠」は体は活動しているが、脳が休んでいる睡眠状態で、「レム睡眠」は逆に体は眠っているが、脳が活動している睡眠状態です。

パワーナップでは睡眠の深い「ノンレム睡眠」のみで目を覚まします。

このノンレム睡眠は、脳波の状態によって1~4の4つのレベルに分けられます。

・レベル1 入眠時はα波が減り、θ波(4~8Hz)が出てくる
・レベル2 眠りに入った状態で睡眠紡錘波とK複合波が現れる
・レベル3 δ波(4Hz以下)が20~50%未満の状態
・レベル4 δ波が50%以上になった状態

カリフォルニア大学の神経科学者マシュー・ウォーカー教授の研究によると、入眠から20分ほどで訪れるノンレム睡眠のレベル2で、脳内に蓄積した疲労がリセットされるそうです。

例えば、パソコンやスマホで、動作が重いブラウザのキャッシュをクリアすれば動作が軽くなるように、パワーナップで脳のキャッシュ(疲労など)がクリアになり、ココロとからだに良い効果をもたらすのです。

特に、現代はネットサーフィンなどで膨大な量の情報を処理しているので、脳はとても疲れています。

パワーナップをすることで、脳の疲れをとり、本来の能力を発揮しましょう。

3.効果的にパワーナップをするコツ
それでは、効果的にパワーナップをする方法です。

・15分間から30分間程度の眠れる場所を確保する
・寝やすい楽な姿勢で寝る。
・うるさすぎず、静かすぎず、明るすぎない環境を作る
・30分以上寝ないようにアラームを設定する

30分以上寝るとノンレム睡眠のレベル3以降に入る場合があり、頭がボーッとすることがあります。

目覚めた後は、深呼吸をしながら軽めのストレッチをして血の巡りを良くしましょう。

現在は、新型コロナ感染症でステイホームが続いているので、私たちが思っている以上に脳はとても疲れています。

パワーナップはセルフケアの方法として手軽にできますので、積極的に取り入れてココロとからだをスッキリさせましょう!

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