疲れとは「何らかの原因でココロとからだに過度な負荷がかかっている」状態ということを以前の記事で書きました。
言い換えれば、過度な負荷がかかっている状態を解消することができれば疲れることがないわけです。
そこで疲れを解消する方法を3つ紹介したいと思います。
それは、
1.良質な睡眠をとる
2.バランスの取れた食生活をする
3.生活のリズムを整える
です。
がっかりした人がいるかも知れませんが、基本的なことですので改めて説明しますね。
1.良質な睡眠をとる
ココロやからだを使い過ぎると眠くなりませんか?
疲れたら休息する・・・人間の本能ですね。
特に睡眠は脳や体を休息させる時間であり、疲れを解消するために一番重要です。
そこで、質の良い睡眠をとるために、以下の3点を意識しましょう。
・軽い運動をする
・入浴で体を温める
・寝る直前に食事をしない
2.バランスの取れた食生活をする
一日3食バランスの良い栄養をとり、しかもゆっくりよく噛んで食べましょう。
私はゆっくり良く噛むために、食べ物を一度口に入れたら箸を置くようにしています。
また、農林水産省ではバランスのよい食事をとる参考として、「食事バランスガイド」というものを紹介しています。
この食事バランスガイドでは毎日の食事を「主食」「副菜」「主菜」「牛乳」「乳製品」「果物」の5つの料理グループに区分し、区分ごとに「つ(SV)」という単位を用いて1日の目安が示されています。
ぜひ参考にしてくださいね。
特に疲れているときには、エネルギーの代謝に重要な働きをするビタミンB群や細胞の機能を正常に保つために必要なカルシウム、赤血球を作るために重要な鉄分といったミネラルを意識して食べると良いでしょう。
それと、疲れたときは甘いものが欲しくなりますが、糖質を摂り過ぎるとビタミンB群の欠乏につながるため注意が必要です。
3.生活のリズムを整える
不規則な生活リズムが続くと、質の良い睡眠をとることや、バランスと取れた食生活をすることができなくなります。
最近ではスマホ脳と呼ばれるスマホ依存になってONとOFFのメリハリが付けにくくなっています。
デジタルデトックではありませんが、意識して休息時間を確保することが大切です。
疲れは運動だけではなく環境のストレスや人間関係のストレス、睡眠要因などが複雑に影響しあっています。
特に慢性的な疲れは、思考能力や注意力の低下、行動量の低下、眼のかすみ、頭痛、肩こり、腰痛などの様々な症状を引き起こします。
疲れを感じたときは、規則正しい生活をして、バランスの取れた食事をしながら、質の良い睡眠をとることが大切です。
しっかりと休息しても疲れが解消しなかったり、全身のだるさや倦怠感が長く続いたりする時は、その背景に何らかの病気がある可能性があります。
先延ばしにせず、早めに医療機関を受診することも必要です。
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